(投稿日: 2020/11/29)
畑づくりの勉強をしています。
偶然にもこの時期、畑を始めるのに大変都合が良いタイミング!
11月末から1月末くらいは野菜を栽培する時期ではないようです。
農閑期、ってやつですね。
それに合わせて、この時期の雑誌は「土づくり」特集や、「来年以降の栽培計画のプランニング」特集が組まれています。
この時期の畑づくりで推奨されている作業が大きく分けて2つ。
そのうち一つが、固まった土をほぐす作業。
なぜやるのか、なにをやるのか。
雑誌やテキストから抜粋してまとめてみます。
①固まった土をほぐす
専門用語では硬盤破砕と言います。
クワやトラクターなどで長年にわたり土壌を耕し続けると、刃の届かないところで土が固まっていることがあるそうです。
土の深いところが固まっていると、野菜の根が十分に貼ることができず生育に悪影響があるそうです。
表面から20cm(作土)と、その下40cm(下層土)表層から合計60cmがほぐれているかどうかを確認する方法が、「趣味の園芸 やさいの時間 12-1月号」に掲載されていました。
表面20cmの作土の確認方法…力を入れずに割り箸がスッと入るかどうか。
その下40cmの下層土の確認方法…1mの支柱を力いっぱい差し込んで、60cm差し込むことができるかどうか。
また別の雑誌「やさい畑 12月号」には、レジェンド福田先生が登場し、固まった地盤をほぐす方法として「天地返し」と呼ばれる大技を紹介しています。
スコップを使って、表層から1m近く垂直に掘り下げるそうです。
…しかし、家庭菜園程度の面積ならとにかく、広大な畑を深く耕すのはちょっと無理かも。
再び、趣味の園芸 やさいの時間に戻ってみますと、土作りの手順が次の通り示されています。
寒起こし(毎年 1月中旬-下旬)…表層20-30cmを粗く掘り返す。土を真冬の寒風に晒し、病原菌や害虫、1年草のタネを死滅させる。家庭菜園では毎年行うのが良い。米ぬかを加えると土壌微生物が活性化し、良い土となる。
お礼肥(寒起こしの後)…寒起こしとセットの作業。土壌微生物を活性化させるために行う。春の野菜栽培で必要な量の堆肥とは別。1平米あたり300-400g程度の牛糞堆肥を施す。
植物性資材の投入(間起こしの後、3年おき)…3年に1回、お礼肥で牛糞堆肥を与えるかわりに植物性の有機質としてバーク堆肥(樹皮原料)や腐葉土を1平米あたり300-400g程度施す。
下層土を砕く(5年おき)…野菜づくりを5年程度続けた畑、1-2年程度でも野菜の育ちが悪い畑、土の状態が不明な畑でオススメの作業。スコップで下層土を砕くことで水はけなど土の状態を改善させる。かなりの力作業。
ここにも下層土を崩す記載がありました…
しかし、私は見渡す限りの畑作地帯の田舎で育ちましたが、そんな作業をやっているのはみたことがありません。
プロの農家さんはこのあたりどうしているのか、後日JAに問い合わせてみようと思います。
ここまでの学習でわかったことをまとめます。
- 12-1月は土作りが可能な農閑期。
- 支柱や割り箸を使って、土の柔らかさを確認することができる。
- 野菜づくり、土作りでは「下層土」の存在を知っておく必要がある。
- そもそも下層土を砕く必要性や、広範囲で下層土を砕く方法などについては改めて調査が必要。
人生の時間はたっぷりありますが、土作りができる期間は限られています。
時間を無駄にしないように、引越しが完了したら何をすべきか、あらかじめ準備しておこうと思います。